透明性と公平性を確保しながら取り組む。
11月29日、大阪市マンション管理支援機構として第5回目の大規模修繕工事見学会を朝日プラザペルソナージュ天下茶
屋管理組合のご協力により開催しました。朝日プラザペルソナージュ天下茶屋は、地下鉄・南海天下茶屋駅から徒歩7分の
場所に建ち、SRC造11階建・1棟・総戸数108戸のマンションです。築16年を経過し、今回が初めての大規模修繕工事です。
<見学マンションと工事の概要>
SRC造11階建・1棟・総戸数108戸/築16年
工事内容 | (1)仮設 (2)下地補修 (3)シーリング打ち替え (4)外壁塗装 (5)鉄部塗装 (6)防水改修 (7)その他改修 (8)共用部分改善 (9)電気・給排水空調ガス設備改修 (10)その他(インターホン・防犯カメラ・直圧給水ポンプ・植栽・造園) |
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工 期 | 平成20年8月18日〜平成21年3月20日予定 |
施工 | ビケンテック(株) |
● 理事長自ら作成された資料をもとに説明
総戸数108戸の朝日プラザペルソナージュ天下茶屋管理組合。まず理事長の金田さんから、自ら作成された資料「大規模修繕工事の計画と実行」をもとに説明がありました。
参加者の皆さんが驚かれたのが、資料の充実ぶり。大規模修繕工事の概要はもちろん、管理組合の取り組み方、建設委員会の活動など細かく紹介されており、ほかにも実際に施工会社の公募や住民へのアンケートをした際の資料が添付された資料となっていました。
今回の工事は、修繕にとどまらず、エントランスホール、管理事務所などの共用部分を中心に、より明るく安全性を高めるための改良工事にも力を入れている点も大きな特徴です。つねに透明性と公平性を確保しつつ計画を進めてきた金田理事長の説明を聞きながら、充分な修繕積立金や、綿密かつ入念な計画と実行ぶりに会場からは感心のため息が何度も漏れていました。その後の質疑応答では、修繕積立金の見直しをしたきっかけ、管理会社と大規模修繕との関係、長期修繕計画などについての質問がありました。
● 施工会社から映像で工事内容を紹介
続いて施工会社から、現在行われている躯体修繕工事、シーリングの打ち替え工事などの模様を映像を使って、一つずつ丁寧に説明していただきました。動画なのでわかりやすく、参加者の方々も興味深そうにご覧になっておられました。
● 現場見学後の質疑応答で、活発な意見交換
そして、いよいよ現場見学。3班に分かれて、金田理事長、施工会社、監理事務所の案内で現場を周りました。塗装の過程や、補修の実演、タイルの補修の様子など説明を聞きながら熱心に見学。現場見学の後は、再び質疑応答です。施工会社の公募方法や、施工会社を選んだ決め手など、参加者からは熱のこもった質問がいくつもなされ、大規模修繕工事への関心の高さを改めて実感。そして予定の時間をオーバーする形で、無事終了しました。ご協力いただいた朝日プラザペルソナージュ天下茶屋管理組合の方々、および関係者の方々に心よりお礼を申し上げます。