管理会社との関係は?
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管理会社の業務を確認する方法は?
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まず、管理委託契約書の内容を確認します。管理委託契約書には、委託業務に関する詳細が書かれた「業務仕様書」が付記されているのが通常です。実際の業務がその「業務仕様書」どおりに行われているかどうかを管理組合できちんと確認するようにしましょう。
<解説>
●管理会社との委託内容に関する調整は、区分所有者個人ではなく管理組合が行います。そのためには、管理組合が委託 内容をしっかり把握し、根拠となる契約について十分に把握しておくことが必要です。もし区分所有者それぞれが個人的に 交渉すると、管理会社とのトラブルの原因にもなります。
●管理組合は、定期的割合で居住者の意識調査を行い、居住者がどのような管理業務を望んでいるか、それが適正に行われる契約内容になっているかを見直すことも大切です。
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管理会社と良好な関係を築くには?
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まず、マンションの維持・管理の主体は管理組合であるということを区分所有者全員がしっかりと認識し、管理会社との役割分担を明確にすることが大切です。
管理会社との関係がうまくいかなくなるケースとしては、役割分担が不明確なために行き違いや誤解が生じ、最初は小さかった亀裂が広がる例が多いようです。
<解説>
●「管理は管理会社がやってくれるもの」という大きな勘違いのもと、何でもかんでも管理会社に頼んだり、管理会社のせいにしていたのでは、良好な信頼関係は築けません。
●管理会社は専門的な知識や技術を備えた管理の専門家集団で、いくつものマンションの管理を手がけているのが一般的です。それだけにたくさんの情報や問題解決のノウハウを蓄積しており、管理組合としては、管理会社を単なる委託機関としてではなく、良きパートナー、良きアドバイザーとして活用していくことが理想と言えます。