開催日時:平成29年2月25日(土)13:30~16:30
会場:大阪市立住まい情報センター 3階ホール
管理組合交流会は、管理組合同士の意見交換を目的として、管理組合運営の課題解決のヒントを見つけていただく場として開催しました。
今回は28名の参加者が、2部5グループに分かれ、マンションで抱える様々な悩みや困りごとについて話し合い、参加者からの意見や体験談を共有し、有意義な時間を過ごしました。
話し合われた意見は、グループの代表者が発表し、最後にコメンテーター(弁護士・建築士)から総括がありました。参加者からは、「他のマンションの方々と意見交換が出来た。」「様々なアドバイスが聞けて良かった。」などの感想が寄せられました。
第2部はこちら
Aグループ(築17年以下)
- 大規模修繕工事
- 理事会と修繕委員会の関係
- 管理会社の活用
- 施工会社の選定方法について、経験発表があった。
- 修繕委員会規則を総会決議した活動例などの紹介があった。
- 管理会社を有効活用するため、理事も知識習得が必要との意見があった
Bグループ(築15年~39年以下)
- 大規模修繕工事
- 管理会社の活用
- 工事業者任せにせず、居住者自身でも監視すれば工事費用節約につながるとの意見があった。
- 長期修繕計画は適宜見直しが必要との意見があった。
- 役員には任期があるため、住民全員が知識を持つべきとの意見があった。
- これまでの経験から、管理会社の変更は、必ずしも良い結果につながらないとの意見があった。
Cグループ(築15年~39年以下)
- マンションの管理方法
- 管理費等の滞納問題
- 役員の高齢化問題
- 自主管理・委託管理の是非について意見交換された。
- 管理費について情報交換された。
- 1人住まいで高齢の居住者が亡くなり、管理費等が滞納となっている実例について、その対応策について意見交換された。
Dグループ(築15年~39年以下)
- 管理費等の滞納問題
- 管理会社との関わり方
- 防災
- 海外居住の滞納者を相手に、差押さえした事例や少額訴訟の事例が報告された。
- 規約変更による滞納発生時の早期解決方法が報告された。
- 管理会社への委託内容を住民が把握した上で、管理会社を評価することが、良好な関係作りにつながるとの意見があった。
- 災害時、食料は2、3日分程度の備蓄量でもしのげるが、食料品以外では、リヤカーや屋内式トイレが便利だったという体験が報告された。
Eグループ(築40年以上)
- 防災対策
- 耐震改修、大規模修繕工事の進め方
- 管理組合活動と自治会活動の線引きが難しく、住民から安否確認不要論もあるとの意見
- があった。
- 施工会社の選定は、見積り金額だけでなく工事の質をどのように確保するかが重要との意見があった。