開催日時:平成27年2月28日(土)
会場:大阪市立住まい情報センター3階ホール
他の管理組合と情報交換を行い、管理組合運営のヒントを見つけていただけるよう、管理組合交流会を開催いたしました。
当日は34名の参加があり、マンションの規模別に5つのグループに分かれて交流しました。
最後に、各グループから交流内容の発表があり、コメンテーター(弁護士、建築士)から交流会の総括をしていただきました。
総括では、「無関心な住民も多いと思うが、マンション資産を守っていくには、まず管理組合活動に興味を持ってもらうことが 大切である」 「大規模修繕のコンサルタント選びは、金額ではな くどのような修繕設計を提案してくれるかがポイントである」との話がありました。
アンケートでは、「アドバイスをもらいトラブル解決の糸口が 見えてきた気がする」「他のマンションでも同じような問題があることが分かり少しほっとした」といった感想が寄せられました。
Aグループ
- 大規模修繕工事について
- 管理会社について
- エレベーター・立体駐車場について
- ・大規模修繕を経験しているマンションから、前回の工事での 反省点を次回にいかすことが大切であるとの意見があった。
- ・エレベーターや立体駐車場の点検費用は、発注方法を工夫することで削減できるとのアドバイスがあった。
- ・管理会社に任せきりにしてしまうと、色々な費用が高くなってしまうとの意見があった。
Bグループ
- 専門委員会について
- 修繕積立金について
- 排水管の清掃について
- ・理事会と専門委員会の役割の違いを心得て、 みんなが勉強することが大切との意見があった。
- ・修繕積立金が足りない場合は、(独)住宅金融支 援機構のリフォームローンを利用する方法もあるとの意見があった。
- ・年1回行っている配水管の清掃に協力しない住 人がいて困っているとの報告があった。
Cグループ
- 大規模修繕工事について
- 管理会社の変更について
- 役員の選出について
- ・コメンテーターから、建設業の組合員が修繕委員になる場合には、業者選定の際に席をはずしてもらうなどのルールが必要、とのアドバイスがあった。
- ・管理会社を変更したマンションでは、5社から見積りを取り、プレゼンテーションをしてもらったとの報告があった。
- ・各階に役員を選出する必要性は低く、役員選出にはできるだけ縛りを少なくする方がいいとの意見があった。
Dグループ
- コミュニティ形成について
- 長期修繕計画について
- 修繕積立金について
- ・外構清掃を業者委託から有償ボランティアに移行することによって、清掃費用の削減とコミュニティ形成の一石二鳥が得られたとの報告があった。
- ・施工技術や経済状況は変わっていくので、適正な長期修繕計画を維持するには、定期的に内容を見直す必要があるとの意見があった。
- ・段階方式と均等方式には、それぞれにメリット、デメリットがあるので、組合員が納得するように説明が必要との意見があった。
Eグループ
- 総会について
- 防災について
- 役員報酬について
- ・委任状が7割以上あり、議案は総会前から決議されることが決まっており、総会をやる意味がないように感じるとの意見があった。
- ・各フロアに備蓄倉庫があるマンションや、非常時に中の水を利用できるように受水槽を改造したというマンションがあった。
- ・理事会1回につき1000円の役員報酬を支払っているが、議事録を細かく記載して全戸に配布し理事会運営の透明性を図っているとの報告があった。
相談会報告
開催日時:平成27年2月22日(日)開催
弁護士、建築士等の専門家による個別相談会を実施。
法律相談5組、技術相談3組、管理一般相談3組の管理組合が問題解決のアドバイスを受けました。
相談内容は、ペット飼育、大規模修繕の見積り、管理規約改正についてなどでした。